つくしんぼ通信 令和4年3月号
新型コロナウイルス感染症の今後
現在新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が進行中です。毎週土曜日を中心に当院での接種が行われていますが、4月中旬までで1400人程の接種を予定しています。今回のワクチンは第6波以降の感染に対応するものですが、メッセンジャーRNAワクチンという特殊な新しいタイプのワクチンが使用されており、さらに変異した株が流行すると効き目が悪くなる可能性があります。欠点もありますが変異した株に対応可能なワクチンをすぐに製造できるという利点もあります。 東京ではすでに累計100万人弱の感染者が確認されていて、実際に無症状などで確認できていない人や検査を受けなかった人を含めると数倍の感染者がすでに発生していると思われます。オミクロン株のBA.1型とそれに続くオミクロン株の亜型のBA.2型で少し第6波は長くなりそうです。この波が終息後には、広く既感染者が存在すること、第3回目のワクチン接種が進むことなどで社会全体の免疫力がアップするため数か月間は流行が下火となると思われます。できれば第6波が最後の流行となるよう願ってやみません。
当院の新型コロナウイルスワクチン接種の予定
3月の新型コロナワクチンの接種は5日、12日、19日、26日の各土曜日の午後を中心に、平日の火曜、水曜、木曜の午後の一部で実施します。3月の接種予定枠は900人分程で申し込み順に予約を受けさせていただきます。当院で使用されるワクチンはファイザー社製です。3回目の接種では副反応を心配される声を耳にしますが、3回目だからと言って特に強い副反応がみられるという訳でもなく、ほとんどが注射部位の痛みと発熱で2回目より軽い人もいれば重い人もいるといった状況です。ただオミクロン株の流行でワクチン接種時にはすでに感染されている方も多く含まれるようで、副反応かと思っていたら実は感染していたというケースもありました。発熱が10時間を越えて強い倦怠感が続くなどがあれば一度医療機関に相談してみるとよいでしょう。 現行の新型コロナワクチンはメッセンジャーRNAワクチンという新型ワクチンで、これまでのワクチンのようにその病気の擬似症状が現れることはありません。 4月は今のところ2日、9日、5月は28日の各土曜日を接種日として準備を進めています。
皆さんへのお願い
当院職員は各種コロナ対応が加わったため、このところ過剰労働状態が続いており、感染状況がある程度落ち着いていれば4月30日、5月2日を休診として休養させることで調整中です。ご理解ご協力くださいますようお願い申し上げます。